実はまだ、トラックバックを送りたい人も残っていたのですが、もう状況が変わっています。
対北朝鮮 中露が非難決議案 議長声明から立場修正
【ニューヨーク=長戸雅子】北朝鮮のミサイル発射問題で、中国とロシアは12日、国連安全保障理事会の各理事国に独自の非難決議案を提示した。日米などが提出した制裁決議案から制裁条項などを削除し、ミサイル発射に対し「強い遺憾の意を表明する」として非難色を弱めている。また、中露両国はこれまで法的拘束力のない議長声明の採択を主張してきたが、非難決議案であれば合意できるとして立場を修正した。
中露両国が示した決議案はミサイル発射に強い遺憾の意を表明し、ミサイル開発に利用され得る物資・技術の移転阻止に向け、警戒するよう加盟各国に要請している。
日米が取りまとめた制裁決議案は、ミサイル発射を「国際の平和と安全への脅威」と認定し、経済制裁などを可能にする国連憲章第7章に基づき行動すると明記した。
日本は「ミサイル発射を『脅威』と認定することが出発点」としているが、中国は「脅威」の文言があることが将来の武力行使の根拠になりかねない、と警戒。大島賢三国連大使は「重要な要素が欠けており、このままでは受けいれがたい」としており、対案が出たことで交渉が長期化する可能性も出ている。
中国の王光亜国連大使は独自決議案を「東アジア地域の平和と安定に資するもの」と説明。制裁決議案が現行のまま採決に付された場合、「拒否権を行使するよう(本国から)指示を受けている」と明言し、15日からの主要国首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)前の採決を目指す日本を牽制(けんせい)した。
中国の拒否権行使発言について、大島大使は「拒否権の脅しをかけたもので、(実際に行使すれば)中国自身が重い責任を負うことになる」と強い不快感を示した。
◇
≪中露、非難決議案の骨子≫
・北朝鮮の弾道ミサイル発射に強い遺憾の意
・北朝鮮にミサイル発射凍結の再公約要請
・北朝鮮へのミサイル関連物資・技術の提供に警告
・北朝鮮と周辺諸国に自制を要請
・6カ国協議への即時復帰を要請
(ニューヨーク 共同)
(産経新聞) - 7月13日15時41分更新
しかしこれって、要請してばかりで、特にどこかを拘束するような文言が全く無さそうですね。一応北朝鮮に対する決議案という体裁は取ってますが、実質骨抜きじゃないですか。
それにしても見事です。もう完全に主導権はあちら側が握ってしまったようです。序盤に飛ばしすぎた日本、完全に足が止まっています・・・ってどこかで聞いたような話。
さらに、
決議への格上げ評価=中ロ案、制裁削除に不満−日本政府
安倍晋三官房長官は13日午前の記者会見で、北朝鮮による弾道ミサイル発射で、中ロ両国が国連安保理に提示した非難決議案について、「基本的には決議が必要だというのは国際社会の大勢であり、常識、良心だ。そういう理解が広まりつつあると思う」と、これまでの議長声明から決議に格上げしたことを評価した。
政府はあくまで、制裁条項を削除した中ロ案は「受け入れ難い」(外務省幹部)として、日米両国などが提出した制裁決議案の採択を求める方針だが、厳しい判断を迫られそうだ。
(時事通信) - 7月13日13時0分更新
事実上の敗北宣言といって良いでしょう。一応は決議ということで日本の面子は立ったからしょうがない、という感じですね。
それにしても中国・ロシアは見事です。まずフランスを切り崩して妥協やむなしという雰囲気にしておいて、今度は一転相手の顔を立てる形で手打ちに持って行く。
考えてみれば思いっきり高値で吹っかけておいて客の度肝を抜いておいて、それでも相場からすればずいぶん高い値段で商談をまとめてしまうやり手の商人のような手口です。
日本には無理なのかなあ。何しろ初めから手のうち丸見えだもの。
しかし邪推かもしれませんが、ある種の人たちにとっては、これでも最初の決議案と同じ、いやそれ以上の効果を得ることができるのです。なぜなら、これで十分に、国民の意識を中国・ロシアにひきつけることができるのですから。そして北朝鮮は、引き続き脅威であり続けるのですから。
しかし、後ろについてるアメリカが最後まで面倒見てくれる保証はありませんよ。
勇ましいことを言っている政治家たちが実際に戦うわけではないのです。また、実際に戦争になれば、自衛隊だけでは足りないでしょう。戦地に赴くのは、私たち自身なのです。私たちの家族なのです。
前にも書きましたが、アメリカの偉い人たちはわたしたち日本人の命なんて何とも思っていません。中国人も、ロシア人も、いざとなったらどんなことでもします。軽はずみに勇ましいことを言ってはいけないのです。
どんなに立派な理念を唱えても、国民を死地に赴かせるような政治家は最低だと思わなくてはいけません。それを避けるためにあらゆる可能性を追及するのが政治家の勤めだと思うのです。
これからもこの問題に目が離せないと思われる皆様は、ぜひクリックをお願いします。

ご訪問ありがとうございます。
小泉首相もそうですが、安倍氏には人間として何か基本的な常識が欠落しているような気がしています。国を誤った方向に導きそうで本当に心配です。
国際外交で、自国の権益だけを主張して押し通せたのは、列強の絶頂期か、イラク前までのアメリカぐらいなもので、日本は努力が必要だと、僕も思います。
外交史で「成功」を観てみますと、「人が人を感じる」事によって国を動したケースがいくつかありまして、北の水際外交では長続きしませんね。
ご訪問ありがとうございました。
そうですね、そんなに簡単に自分の主張が通ったら苦労しませんわね。考えてみたらヨーロッパ諸国にしたって、現状に100%満足ってわけでもないでしょう。
「人が人を感じる」を実現できそうな人といったら田中の角さんみたいな感じになるのかな?あれほどの人でも中国には一杯食わされたらしいですが。況やそれ以下の人材ではね。
それにしても、人がいないなあ・・・