言いたいことは、簡単です。八百長なんてどこの世界にでもあるじゃないですか。君たち想像力が足りないぞ。
まず、会社という組織があります。出世レースという一見、フェアに思われる競争があります。たいていの会社では就職活動のときに、うちは実力主義だといって、それがフェアであることを売り物にしたりもします。
しかし、中で十年も働いていると、決してそんな奇麗事だけで会社が運営されていないことに気づきます。
もちろん、社員のモチベーションを維持するためにはある程度のフェアな競争は必要ですし、情実人事だけで結果が出せるほど世の中は甘くはありません。
でも、なぜ?という人事は必ず発生します。特に、偉くなればなるほど、謎は深まります。
自分が下っ端のうちは、それに気づきません。しかし、ある程度経験を積んでくると、たとえ社長といえども雲の上の人ではなく、自分の想像力の及ぶ範囲の人間でしかないことを知ります。
すると、どうしてこいつが部長なの?取締役なの?社長なの?という人が出てきます。そして、一度偉くなってしまうと、余程のことがあっても、降格されません。懲戒免職になったように見えても、関連会社でこっそり養われていたりします。
つまり、世の中は決してフェアではないのです。コネのある人、取り入るのが上手な人、お金のある人には有利にできているのです。
同じことは、政治の世界にも言えます。もうそんなことはこのブログで散々書き散らしているので野暮な話ですが、森さん小泉さん安倍さんが政治家として他を抜きん出ていると思いますか。
乱暴に要約すれば、森さんは内輪の調整能力に長けていた。小泉さんはメディアの使い方が上手だった。そして安倍さんにはお祖父さん譲りのコネがあった。そういうことでしょう。
肝心の政策能力なんて、まったくない。村山さんと宇野さんはともかくとして、それまでの首相経験者というものは、多少なりとも政策へのこだわりというものがありました。
しかし、上記の三人にはそれがまったく感じられません。なのに、首相になった、あるいは、なろうとしている。これがどうして八百長でないのですか。亀田どころの話ではないでしょう。
会社では、実力もないのに情実だけで出世したような社長が続けば、十中八九社員はやる気を失ってしまうでしょう。国だって同じことです。真摯に国を思えばこそ、政治の現状に絶望せざるを得ないはずです。
何が新自由主義ですか、フェアな競争ですか。トップ自身が八百長で権力の椅子にありついたくせに、下々のものにだけ競争を強いますか。
彼らのやったことは、権力争いのライバル、もしくは自分たちの権力維持とは関係のない一般庶民の持っていた権利を剥ぎ取り、それを「既得権益の打破」と詐称しているに過ぎません。
その一方で、自分たちや官僚、エスタブリッシュ層の特権は温存している。これが八百長でなくて何なのですか。これこそがまさに、予め勝ち負けの決まった試合ではないですか。
世界政治に目を向ければ、国連なんてまさに八百長の総元締めでしかないでしょう。イランを強引に攻めたアメリカは八百長だし、自分の国の悲惨さをアピールして金だけせびろうとするどこかの国も八百長です。
まさにこの世は八百長だらけ。亀田の小さな八百長は、世界中に散らばる大きな八百長を見えなくさせるものでしかないのです。
悲観的観測になってしまいますが、この世から八百長は、決してなくならないと思います。ならば私たちは、それを逆手にとってしたたかに生きて見せようではありませんか。
もし記事を面白く読んでいただけたなら、ぜひこちらを。
ボクシングなどより、よほど由々しい問題だと思います。
田中知事の件でTBいただき、ありがとうございます。そこで、こちらの記事に興味がありましたので、コメントいたします。
拙僧、八百長と聞いて思い出すのは、やはり大相撲の大乃国関であります。大乃国関は一切八百長をやらず、結果として千代の富士の連勝を止めたばかりか、自らには必死になって挑んでくる挑戦者ばかり。もちろん、その中で横綱を張ったわけですから、本物の力士だったわけですが、相撲人生を短くすることにもなりました。
八百長とは、人の努力を認めないことでございます。
そういえば、リンクを頂戴していたようで、ありがとうございます。こちらからも、リンクいたしました。遅くなりましたが、ご報告申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございました。
貴ブログも拝見いたしました。タイトルを読んでびっくり、なかなか皮肉がきついなあと思いましたが、文章のリズムがなかなかいいですね。あと犬も(笑)
コメントありがとうございます。なんだかこの話、実にいい具合に庶民のガス抜きになっちゃっているような気がします。感動に飢えているという状態は、なんだか危険な予感がします。
コメントありがとうございます。
貴ブログは、中内氏の死亡記事の頃からよく拝見しておりますが、私は、自分のお世話になっている巡回先は、できる限りリンクで読者の方にも紹介したいと思っています。あまりにたくさんありすぎて、効果がどうかわかりませんが・・・
大乃国、覚えてます。不器用な力士で、横綱なのにいろいろと批難されていました。が、当時あれほど八百長が横行しているとは知らず、それを聞いて私も大変衝撃でした。あの体格ですから、その気になれば大横綱にも成れたでしょうにと思いました。
本当はああいう人こそ、もっと尊敬される社会でなければいけませんよね。
>貴ブログも拝見いたしました。タイトルを読んでびっくり、なかなか皮肉がきついなあと思いましたが、
光栄です。しかし「非国際人」というお名前の方が「皮肉レベル」はずっと高いと思います。
>文章のリズムがなかなかいいですね。
いえいえ。私は英語の文章書きの方がショーバイでして、日本語の文章でキャバクラ代を稼いでいるセガレにいつも叱られています。
>あと犬も(笑)
物心ついた時から70歳のこんにちまでイヌとジャズ以外に趣味はありません。