でもこの人事でこの内閣の性格がなんだかわかったような気がしてきました。
中川秀氏の人脈に期待…「安倍自民」三役決定
自民党の安倍総裁が25日、新たな幹事長に中川秀直政調会長(森派)の起用を決めたのは、来年の参院選をにらみ、中川秀直氏が持つ党内外の幅広い人脈を生かした挙党体制を構築する狙いがある。
中川昭一農相(伊吹派)の政調会長、丹羽雄哉・元厚相(丹羽・古賀派)の総務会長などとあわせ、総裁選で安倍氏を派閥単位で支持した各派への「論功行賞」の意味合いもあるようだ。逆に、自主投票とした津島派、山崎派は三役ポストから外れた。
安倍氏の人事は小泉首相と同様、直前まで漏れることはなく、「安倍流」も「小泉流」の秘密主義を踏襲した格好となった。
中川秀直氏は、安倍氏がもっとも頼りとする人物の一人だ。25日午前、都内の宿舎で記者団に対し、「幹事長と内々聞いている。(朝)電話をいただいた」と語った。だが、事前の非公式な調整ですでに固まっていたとみられ、中川氏はこれまでも安倍氏と密接に連絡を取り合い、党内情勢を伝えたり、助言したりしてきたという。また、青木参院議員会長や古賀誠・元幹事長、二階俊博経済産業相ら党内実力者ともパイプを持ち、公明党とも政調会長、国会対策委員長時代に築いた人脈がある。
(読売新聞) - 9月25日13時56分更新
「人脈に期待」ってどんな書き方なんだ読売新聞よ。能力でも政治姿勢でもなく、人脈が売りの中川秀直という人物だそうです。
そもそも自民党幹事長に押されるほどの政治家で、およそ人脈に不安のある人物など、かつての安倍晋三氏を除いてはいないと思われるのですが(爆)・・・まあ冗談はさておき。
で、その売りの人脈とやらはなんだろうと思ったら、「青木参院議員会長や古賀誠・元幹事長、二階俊博経済産業相ら党内実力者ともパイプを持ち、公明党とも政調会長、国会対策委員長時代に築いた人脈がある」だそうですよ。
なんだか左方面の皆さんばかりのような気がしますが、私の気のせい?安倍ちゃんの売りだった伝統と国体を重視する日本はどうした。憲法を改正するって息巻いていたのはどこの誰でしたっけ。
つまり、こういうことでしょう。安倍ちゃんは憲法を改正する気なんて全くないんでしょう。左右のバランスを取りながら、調整型の政治をするんでしょう。
そう、それって、小泉さんが総理になる前の自民党と全く変わっていないんですよ。彼があれほど「自民党をぶっ壊す」と絶叫したのに、その本質は全く変わっていない。それが、中川氏のような旧来の自民党的政治手法をそのまま踏襲したような人物を党の要にすえるというこの人事です。
安倍ちゃんは看板に過ぎない。党はどうせ森さんと中川さんが仕切るんでしょう。昔の橋本派支配が森派支配に変わっただけ。安倍氏は、小泉氏の何も引き継ぐつもりはないようです。しかも不思議なのは、そういう動きに対して、当の小泉さんは何も感じていないかのようです。
その辺を総合すると、すごく話はミステリーじみてきます。
何も中川秀直氏が陰謀をめぐらすのが好きらしいとか、そういうことを言っているわけではありません。確かに中川氏の政治手法をあまり評価するつもりはないのですが、彼のような人物は昔から自民党にいたのです。特に彼のことを悪辣だとか思うものでもありません。
それよりも奇異なのは、小泉政権とはなんであったかということです。
森政権と、今後発足するであろう安倍政権はかなり似通った性格になりそうですが、そうすると間に挟まれた小泉政権の特異性が目立ちます。そして、小泉政権を支えたとも言える、竹中総務相と飯島補佐官が政権から去ると、まるで何も起こらなかったかのように、元の自民党に戻ってしまう。平沼氏をはじめとした、郵政法案に反対して自民党を離れた人たちにまた戻ってきてもらおうという動きまであります。
すると、小泉政権というのは、本来の自民党内の政治力学とは別の要因によって、明らかにある目的を持って作り上げられた政権であったという可能性が非常に強い。とても小泉純一郎一人の個性だけで説明できるものではない気がします。つまり、小泉政権は、従来型の自民党政権ではできないようなある大切な仕事をしたのです。そして、それをやり遂げた今、権力に何の未練も残さず解散し、元通りの自民党の政治家たちにバトンを渡そうとしているのです。
小泉政権の本当の遺産は何であったのか、私たちはそれをこれから否応なく知ることでしょう。
>小泉政権の本当の遺産は何であったのか
1つだけ言えるのは「格差社会」が「この国」全体に蔓延した事だと私は考えます(これが「遺産」といえるかどうかは別と(本来は「負債」かも知れませんが)して)。
本来、「この国」の「政(まつり)治(ごと)」を司る人間が「早急に」行なうべきことは、この「格差社会」の「抜本的」な「是正」に他ならないはずです。しかし、「今」の「政(まつり)治(ごと)」を司る人間には、全く「その気配」すら感じられないと私は思わざるを得ません。全くもって「残念」でなりません。
おわかりでしょうが、今回の「安倍政権」は全く私は期待できないという事を(就任直後で申し訳ないのですが)早々に表明せざるを得ない事は、「この国」の「政治」に対して「期待」すら出来ない「国民」が「存在」する事に他ならない訳で、それでも我々は「この国」に「住んでいる」という事実は何ら変わらないのです。
しかし「政治」を「変える」権利も我々にはある訳で、そうした努力を怠らないためにも、日々のニュースを注意深く(但しTVニュースはダメ、新聞を中心に)読み、選挙には必ず投票に行くという事を選挙権を得て以来ずっと17年間続けております。そしてその努力の一環としてこのブログも参考にさせて頂いております。
今後も遥かブラジルから「この国」を見つめる努力に敬意を表すると共に、「この国」をどう「真の安心して国民が暮らせる国」へと導くかについての評論をぜひ続けて欲しいものと願っております。
(カギカッコ乱発でゴメンナサイ。でもこれくらい強調しないと意味が分からないかもしれないので・・・)
確かに格差社会は深刻な問題なのかもしれませんね。しかし、世界中の格差の深刻さの前には日本の格差など、無いようなものです。私は格差社会を是認するものではありませんが、そのことだけはご理解していただきたく思います。
格差は、確かにあります。しかし、その言葉をマスコミが商売にしている部分もあります。格差だけでは、人は自殺したりしません。それぞれに具体的な事情があって死を選んでいるのです。
格差よりもその前に、日本人は何か精神的にたがが外れてしまった、そっちの方が問題じゃないかと考えています。
非国際人さんのフェアで現実に則したものの見方に、いつも共感を覚えながら読ませていただいております。
>世界中の格差の深刻さの前には日本の格差など、無いようなもの
「何はさておき反体制」のマスコミや、自民憎しのあまり視野が狭くなっている人、世の中の全ての事象を政権批判に利用したい勢力は、このことを知っていても一切言わないで「格差格差」と一般人を脅し、その気にさせるんですよね。
そういうマスコミなどの、偏った視点から語られる意見というのは、たとえ情報量が豊富で話が面白くても聞いていて疲れる。そこをググッと頑張って聞いたとしても、内容が頭の中をスルーしてしまう…。
ところが非国際人さんの話は、頭の中にストンストンと入ってきます。自分とは違う意見が書かれていても、頭から否定するのではなく、「そうかも知れないな」と思わせてくれます。
人のいいお茶目な非国際人さん。
うん、惚れ直しました♪