2005年09月04日

アメリカは足腰の弱い外人力士のようだ



ある意味アメリカという国がどういう国かわかったような気がする。世界の超大国と威張っているが、それを支える資金とノウハウはほんの一部の上のほうに集中していて、大多数の住民はくっていくだけで精一杯の生活を送っている。
つまり発展途上国の国民となんら変わりがないという事実。

私はこれを相撲の外人力士に例えたい。つまり、ガタイは大きいのだが足腰が弱い。攻めるときはむちゃくちゃ破壊力を発揮するのだが、いざ受けに回ると全く腰の粘りがないから、あっさりと倒されてしまう。

攻撃は最大の防御なりと言うが、確かにこの国は年中どこかの国を攻撃していないと国家として解体してしまうような危うさを持っている。


ああ私は日本人でよかったと思いたいが、今コイズミがしようとしている改革は日本をこのような国にするための改革ではないのか。日本はアメリカのような人工国家ではないのだから、何もかの国の制度に盲従することはないはずである。

おそらく少なからぬ日本人がテレビで、家を流されて途方にくれる貧しい黒人たちを見ながら、ああ自分は中流でよかったなどと根拠のない安心感に浸っているのかもしれない。

しかしこの人たちは気がついていない。中流階級は上流階級の見習いなんかではない。単に小金を持っている下層階級に過ぎないのだ

サラリーマンなど、ちょっと状況が変われば、すぐ貧乏人に転落してしまう。ただ日本では、最近例外的に安定が続いているのでみんな勘違いしているだけである。

他の国のことだといって笑っていてはいけない。自分のこととして考える想像力を持たなければいけない。


暗いニュースリンク ハリケーン大災害、ニューオリンズに戒厳令:ライス国務長官はNYのフェラガモでお買物!
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/09/ny_1fc6.html

ハリケーン大災害、ニューオリンズに戒厳令:ライス国務長官はNYのフェラガモでお買物!

ハリケーン・カトリーナがルイジアナ州を襲ってから3日も遅れてホワイトハウスに戻り、怒れる国民を前に腰が抜けてしまったジョージ・W・ブッシュ大統領は、いつもどおり父ブッシュ(元大統領・現紛争投資家)と、ビル・クリントン(次期大統領候補の夫)に支えられ、下手糞な記者会見で、自分が半人前大統領であることをあらためて世界にさらけ出した。そして、世界最強を自認する合衆国政府は、911テロ以降もその本土防衛体制が全く脆弱であることを、またしても露呈している。

しかし、今や史上最低の支持率を誇る史上最悪の合衆国大統領によって選ばれた国務長官は、傲慢さと無神経さにおいてテキサス訛りのバカ息子をはるかに下回っていることが明らかになった。就任直後からずっと海外で武器セールスと豪遊を楽しんできたコンドリーザ・ライスは、国家緊急事態でホワイトハウスが慌てるのもお構いなしに、ニューヨークで休暇を満喫していたのだ。

合衆国史上最悪の大災害が進行し、被災地に戒厳令が敷かれ、数万人のニューオリンズ市民が水と食料を求めてもがき死んでいる最中の9月1日、ニューヨークの5番街にあるフェラガモのお店にシークレットサービスを伴って現れたコンドリーザ・ライス国務長官は、お気に入りの靴を数千ドル分買いあさっていた。国務長官の姿を見たニューヨーク市民の1人が、声を荒げて叫んだ:

「何千人も死んでる最中に、どうして買物なんかしてられるの?!」
まもなくその勇気ある女性は、国務長官をガードする政府職員によって「物理的に排除」された。前日にブロードウェイで観劇を楽しんだ際に、客席から湧き上がったブーイングを無視したコンドリーザ・ライスは、そのまま買物を楽しんでいたが、「ライス国務長官を5番街で目撃」という投稿がネット上で配信されはじめる頃、ワシントンに戻ったということだ。

被害の予測は不可能?
ルイジアナ州がハリケーンで水没する危険性は、4年前から昨年、さらに今年5月にも、メディアを通じて継続的に警告されていた。しかし、毎朝のブリーフィング書類はおろか、新聞すら読まない合衆国大統領は、被害を予測できなかったと言い訳している。・・・まあ、そうだろう。なにしろ、911同時多発テロ発生前に「オサマ・ビン・ラディンが合衆国本土攻撃を決定」という重大な書類を読んでも、何一つ危機を感じなかった連中なのだ。おそらくブッシュ政権の閣僚たちは、イラク憲法の草稿も、果ては合衆国憲法すら、見たこともないのだろう。

「自己責任論」の背後にうごめく人種差別
被災地の救援対応を担当する米連邦緊急事態管理局(FEMA)のマイケル・ブラウン長官は、「避難命令は出したんだから、(自分の意思で)残った住民は自己責任を自覚すべきだ」とCNNテレビで発言した。下院議長を務めるデニス・ハスタート議員(イリノイ州・共和党)はインタビューで、ニューオリンズの再建に連邦資金を投入する件について「意味があるのかねえ」と疑問を呈した。政府側から非人間的な発言が相次ぐ理由は明らかだ。ニューオリンズ住民の67%は黒人で、27.9%が貧困ライン以下の生活をしている。貧しく、共和党の集票に影響のない黒人居住区には関心がないわけだ(後にハスタート議員は当該発言について「被災地を破棄しろという意味ではない」と弁明し、連邦援助金100億ドルの拠出を表明した)。

援助?何の援助?
ニューヨーク5番街のフェラガモでお気に入りの靴を手に入れてから、コッソリとワシントンに戻ったライス国務長官は、「被災地の人々の苦しみを軽減できる申し出は全て受け入れます」と発表した。ロシア、日本、カナダ、フランス、ホンジュラス、ドイツ、ベネズエラ、ジャマイカ、オーストラリア、イギリス、オランダ、スイス、ギリシャ、ハンガリー、コロンビア、ドミニカ共和国、エル・サルバドル、メキシコ、中国、韓国、イスラエル、アラブ首長国連邦、NATO等、世界各国から続々と援助の申し出が舞い込んだ。するとブッシュ大統領は、テレビで発言した:
「海外からの援助はそんなに期待していませんよ、何しろ頼んでいませんからね。」
(I’m not expecting much from foreign nations because we hadn’t asked for it. )
テキサスでの長い夏休みからホワイトハウスに嫌々戻ったこのバカタレは、冗談を言っているのではない。実際、ロシア・プーチン大統領は救援部隊他の援助を申し出たが、米連邦緊急事態管理局(FEMA)はそれを断ったということだ。
だが、「思いやりある保守主義」を標榜するブッシュ大統領は、合衆国史上最悪の災害のために募金を呼びかける際、テキサス人の友情を思い出した。米連邦緊急事態管理局の募金を呼びかけるページには、悪名高きパット・ロバートソン氏の組織もしっかり含まれている。(募金が南米の怪しげな活動に使われないことを祈るばかりだ)

さらに、ブッシュ『災害大統領』は、被災地の復興作業をどこ企業に任せるかについては迅速に判断できた。ミシシッピとルイジアナでは、ハリバートン社の調査員が、政府に前請求する金額の最大化について算段している最中らしい。

「小さい政府」の小さい救援
2001年、ブッシュ政権が成立すると、米連邦緊急事態管理局(FEMA)の各部門は続々と民営化された。災害予測も被災地救援も、ビジネスとして市場に売りに出された。災害対策機能が分割された結果、コスト削減のために救援資材の迅速な入手がより一層困難になった。それが今回のハリケーン災害の悲劇を長期化させている原因のひとつとなっている。
さて、災害対策を請け負った企業が、売り上げと純益を伸ばす方法は?災害予測を小さくして、被害を最大化し、最小のコストで救援物資を入手し(多少の納品遅れは黙認)、被災地の復興には市街地の刷新計画を加える・・・アフリカ系アメリカ人向けサイト、ブラック・コメンテイター(The Black Commentator)は問いかける:『新生ニューオリンズの住民は果たして黒人か?』彼等が懸念するのはもっともだ。貧困な黒人住民の数を減らして、白人の割合を増やせば、その土地の評価はどうなるだろう?

史上最悪の人災?愛国的アメリカ国民ならポジティブにいこう。企業家なら、常に最高額の利益を目指せ。脱出の足を確保できないような「負け組」には命の保障はするな・・・それがブッシュ政権の目指す「小さい政府」「民営化」「オーナーシップ社会」---実際に誰が何を所有するかはともかく---の成果なのであった。



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