2005年09月02日

米ハリケーン死者、数千人か ブッシュ大統領「史上最悪の自然災害」



やはり専門家からは危険だと言われていたのにもかかわらず、有効な対策が打たれなかったようです。そして、これから問題は治安維持と衛生状態の改善です。
米ハリケーン死者、数千人か ブッシュ大統領「史上最悪の自然災害」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050901-00000022-san-int

水に浮き、屋根裏にも犠牲者
 【ニューヨーク=長戸雅子】米南部のルイジアナ、ミシシッピ州などを直撃した大型ハリケーン「カトリーナ」による被害は三十一日もさらに拡大し、市街の八割が冠水したニューオーリンズ市(ルイジアナ州)のネージン市長は「死者は数千人の可能性がある」と語った。ブッシュ米大統領は同日、「全米史上最悪の自然災害。復興には数年かかる」と事態をきわめて深刻に受け止める声明を発表し、緊急の予算措置をはじめとする復興支援に全力を挙げる方針を表明した。
 被害の拡大を受けて、米国防総省は救援活動や治安維持のため、ミシシッピなど二州に派遣する州兵を新たに一万人増員し、二万一千人規模とすることを決めた。
 人口約五十万人のニューオーリンズ市の被災状況について、ネージン同市長は、米メディアに対して、「多数の犠牲者が水に浮き、屋根裏で息絶えた人も多い。死者は少なくみても数百人で、数千人に達する可能性もある」と述べた。屋根などに取り残された被災者の救出を優先しているため、遺体の収容に手が回らないという。
 現地ではアメリカン・フットボールの競技場「スーパードーム」に数万人が避難しているが、猛暑の中、電気、水道が止まったままで、衛生状態が悪化、コレラなどの伝染病が発生するおそれもでてきた。市当局では最大二万五千人を約五百五十キロ西方のテキサス州ヒューストンに移すなどの対策に着手した。
 市内では略奪や車への襲撃が横行、警官が銃で襲われるなど治安が悪化しており、ルイジアナ州のブランコ知事は市内からの退去を呼びかけている。
 一方、ミシシッピ州では三十一日までに二百人の死者を確認した。同州でも、被害状況を把握しきれておらず、死者数が増える可能性がある。バーバー同州知事は飛行機で被災状況を視察、「建物の九割が崩壊し、沿岸の数十キロには何もない」と語った。
≪海面より低い市街地 2つの堤防決壊、一気に水≫
 【ワシントン=有元隆志】米ルイジアナ州の中心都市ニューオーリンズ市で、大型ハリケーン「カトリーナ」による被害が特に大きかったのは、南はミシシッピ川、北はポンチャートレイン湖に囲まれ、市街地のほとんどが海面より低いという独特の地形が要因として挙げられる。専門家の間では、市街地を水害から守る堤防の脆弱(ぜいじゃく)性がかねてから指摘されていたが、有効な対策がとられないまま、今回の大被害となった。
 「カトリーナ」は米本土に上陸するころには勢力がやや弱まったが、ニューオーリンズ市内を流れる運河の堤防二カ所が決壊したことで、一気に水が市内に流入。市街地の80%が水没した。市街地は湖と川の堤防にはさまれていることもあり、ハリケーンが去っても水位は上がり続けた。
 ニューオーリンズの堤防は、一七一八年の同市の創設直後から建設が始まった。市の発展に伴い、海面より低い土地に住宅などが次々と建設され、堤防も拡張されていった。
 堤防を高くする工事も行われるなど強化も図られてきたが、大型ハリケーンに見舞われた場合、いまの堤防システムでは持ちこたえるのは難しいと、専門家たちは、繰り返し警告していた。AP通信は、これまで大きな被害にあわなかったことが「奇跡的だった」と評している。 三十一日、陸軍工兵部隊の専門家らが現地に到着し、決壊した堤防の修復に向けた調査を開始した。
 専門家らはロイター通信に対し、「よい知らせ」として、水の流入がようやく止まり、徐々にではあるが、市内の水位が下がり始めていることを明らかにした。
(産経新聞) - 9月1日15時49分更新


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