2005年09月01日

米の貧困層、4年連続で増加・人口の12.7%に



こういう情報は記事として滅多に出ませんから貴重です。

偉そうな事言ってアメリカ、実に貧富の差が激しいというのが良くわかります。4人家族で年収が210万以下の家庭が12.7%もいるんですね。もちろん食べるだけで精一杯、パソコンなんてとても買えませんね。
米の貧困層、4年連続で増加・人口の12.7%に

 【ワシントン=吉田透】米商務省が発表した2004年の米家計調査によると、米国の貧困層は前年より110万人増え、3700万人にのぼった。貧困層の増加は4年連続で貧しい白人層の増加が目立った。総人口に占める貧困層の割合(貧困率)は前年より0.2ポイント高まり、12.7%となった。03年から04年にかけて米景気は拡大を続けていたが、雇用情勢の回復は遅れていた。雇用の低迷が4年連続の貧困層増大の一因になったとみられる。

 白人(ヒスパニック除く)の貧困率は8.6%で、前年より0.5ポイント上昇。一方、アジア系は9.8%で前年より2ポイント低下。ヒスパニックも前年より0.6ポイント低下し、21.9%だった。

 商務省の貧困層の定義によれば、4人所帯の場合、年収が約1万9000ドル(約210万円)以下、2人所帯の場合、同約1万2000ドル以下などとなっている。医療保険に加入していない人の数は総人口の15.7%にあたる4582万人で、前年よりも86万人増えた。



スパニッシュの貧困振りが群を抜いています。しかしそれでも母国にいるよりはずっといい生活を送っているはずです。

ところでこの記事には書かれていない点もあります。おなじみ「暗いニュースリンク」ではその点もちゃんとフォローされています。

人種別でみると、アジア系米国人のみ貧困率が減少しており、2003年度の11.8%から2004年度は9.8%となっている。最も貧困率が上昇しているのは白人層で、2003年度の8.2%から2004年度は8.6%に上昇。なお、ヒスパニック系の貧困率は21.9%、黒人の貧困率は24.7%で、前年に比較して大きな変化はみられない。

また、2004年度における米国民の医療保険未加入率は15.7%で、およそ4,580万人が医療保険未加入であり、前年から80万人ほど増加している。

州別データから、貧困率の高い州、低い州をみると、以下リストのとおりになる。ミシシッピ州、ルイジアナ州は、今回のハリケーン(カトリーナ)により壊滅的被害を受けているので、同地区の貧困層住民にとっては今後さらに困難な生活が待ち受けていることになる。


つまり、ヒスパニックも問題だが、黒人の生活水準もまったく改善されていないという事です。

また、今回のハリケーンの被害の中心となった、ニューオリンズ周辺は、貧困者が非常に多いということです。それ故に十分な対策も取れず、甚大な被害を被ったといえるかもしれません。


また、驚くべきことはそれだけではありません。医療保険に加入していない人が4582万人とありますが、医療保険というのは健康保険のことです。日本では公営の医療保険(国民健康保険とか、企業の健康保険組合とか)がしっかりしているのであまり意識しないと思いますが、医療保険に入っていないということは、自費で医者に行かなければならないということを意味するのです。

しかし、年収二百万円で家族を4人食わせて、医者にいけるお金が捻出できるわけがありません。つまり、実質的にこの人たちは医者にもいけないのです

日本もこの調子で行けば、いつかはそうなるのです。8人に一人は、200万円で家族を養わなければならなくなる時代が来るのです。




ところで話は変わりますが、この手の統計のニュースは一回きりしか流れないので、Yahooニュースなどで探すとあっという間に他のニュースに押しやられてしまい、半日もしないうちにあたかも存在しないかのような状態になってしまいます。しかし、これは非常に大切な情報だと思います。アメリカをモデルとした改革の結果どうなるかということを如実に示しているからです。

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