2005年09月08日

日生本館に男がRV車で突入(9/1)



この事件は、女性が首相官邸で自殺を図った事件と並んで非常に重要な事件だと思う。にもかかわらず、その後全く報道されないのは何か意図的なものを感じる。


なにしろ被害者は天下の日本生命である。明治生命その他がしていたことを日生だけはやっていないとは誰も思うまい。にもかかわらず報道されないのはなぜだ。

犯行直前に下見か 防犯カメラによく似た人物 日生本店突入
http://www.sankei.co.jp/news/050902/sha082.htm

 大阪市中央区の日本生命本館ビルに乗用車が突っ込み炎上した放火未遂事件で、逮捕された岡山県赤磐市の元トラック運転手(35)とみられる男とよく似た男が、犯行直前にビル内に立ち入る様子が防犯カメラに写っていたことが2日、府警捜査一課と東署の調べで分かった。

 元トラック運転手は昨年、持病のため仕事をやめて生活苦に陥るとともに、日本生命保険などを相手取った訴訟で敗訴が確定していた。府警では同社を逆恨みし、事前に下見したうえで自殺しようとした可能性があるとみている。

 調べでは、事件発生の1日午後4時20分の直前、ビル内に設置された防犯カメラに元トラック運転手と体格などがよく似た男が写っていたことが判明。ビル内に出入りする様子が記録されていたという。

 事件の約1時間前には、犯行に使用されたRV車が現場近くに駐車してあったという目撃情報もあり、確認を急いでいる。

 府警ではこの日午前から現場の日本生命本館ビルや周辺で現場検証を行い、捜査員らが車が突っ込んだ状況などを詳しく調べた。

 これまでの調べでは、元トラック運転手は、一人暮らし。脊髄(せきずい)の病気を患っており、昨年5月に仕事をやめ、生活苦に陥っていた。別居している家族から生活費をもらうこともあったという。

 また、昨年2月には日本生命保険などを相手取った訴訟で敗訴が確定しており、病院に搬送される間、「日生との裁判のことで腹が立った」「殺してくれ、死にたい」などと話していた。


【2005/09/02 大阪夕刊から】


探したらこんなに詳しく書いてある記事があった。しかし、不思議なことにyahooでもgoogleでもこれに匹敵する情報量の記事は検索できなかった。産経新聞のサイトで直接捜したのである。検索にかかるとまずいことでもあるかのようだ。

こういうときに頼りになるのはブログである。私のようなものでもおかしいと思うのだから、きっと誰か同じようなことを考えているはずだ。

探したら、やはり出てきた。

慶子 日生突撃男の心情

日生に男が突っ込んだ。
怪我をして、会社をクビになり、日生と裁判になり、敗訴したそうだ。
裁判の経過は知らない。

が、なんともいたたまれない話ではないか。

彼は、運送会社で懸命にはたらいていたのだろう。
地元の行事にも積極的に参加していて、非常に協力的であったという。
また、彼の家がテレビに映ったのであるが、おそらく新築。
ローンは彼名義でくんだのであろう。

彼は35歳。
これからだ。

そこで、無情のリストラ。
貰えるはずの保険金にミソがついた。
裁判するぐらいだから、相当必要な金だったのであろう。

民事裁判の実態は、完全競争の原理つまり、市場原理 がそのまま適用される。
自分で、主張し、自分で証拠を集めて、裁判官に自分の正当性をアピールしなければならない。
それが無理であるならば代わりに弁護士にやってもらう。

裁判官は、遠山の金さんではない。
原告、被告が主張した事実を法律に当てはめて、自動販売機のように結論を出す。
真実がどうだとか、全く関係なく、「とりあえず妥当な結論」 を出すに過ぎない。

彼は、大企業相手に、最高裁まで論争を繰り広げて負けたのだ。

残ったのは、借金。
あてのない将来。
リストラした会社、日生に対する怒り。
弁護士、裁判所への憤り。
漠然とした存在からの重圧。
漆黒の絶望。
そして、突撃。

彼は、競争社会の敗者である。
いわゆる、負け組みである。

この事件は、哀れな負け組みの人間が、自暴自棄の挙句に起こした事件である。

彼は、刑事事件でも有罪であろう。
初犯でも、おそらく執行猶予はつかない。
負け組みの中の負け組みである。
同情の余地は無い。

が、彼は、この社会から負けの烙印を押されたのであって、決して、「悪」 では無い。

誰が、本当に悪いのか?
なんていうのも、意味は無い。

ただ、私は、彼は弱者であると思うだけである。
また弱者が、この社会にすりつぶされたと思うだけである。



どうしてやることもできない諦念のような想いを、多分大多数の人たちが感じているはずだ。しかし、忙しい毎日の中であっという間に忘れてしまうのだろう。

しかし、決して忘れない人もいる。


魁!清谷防衛研究所ブログ分室 大阪・日生本店ビルに四駆車が突入炎上、男が重体

  1日午後、大阪の日本生命保険本店ビルの玄関に四輪駆動車が突っ込んだそうです。犯人は同社に対して恨みをもった顧客らしいです。

 いままで、何でこんな事件が起こらなかった方が不思議です。ぼくも個人的に体験したましたが、日生は契約者の保険を自社のミスで銀行引き落としができないようにしておいて、失効させてしまった。

 ところが、どうしてそのようなミスが発生したのか、また失効になっていた時期に怪我ないし病気にかかっていたら貴社は同対応するかという、顧客としては至極当然の質問をしても現場れべるから本社レベルまで全く回答しない。

また、昔の契約者に有利な保険をできるだけ失効させようとあれやこれや姑息な手段をとっている。

 「ニッセイのおばっちゃん」が起こした保険金殺人はろくに調査もしないで鷹揚に保険金はらうのに。 恐らくは、ぼくのケースなんか序の口で、煮え湯をのまされている人が多いのでしょう。今回の事件の真相はまだ不明ですが、ニッセイと裁判で揉めていたそうです。

 まあ、起こるべきして起きた事件、まああんまり阿漕な商売しているとその内、社員が襲われるような事件も起こるでしょう。 

 シェアを外資に奪われっぱなしというのは、自業自得、当然の報いでしょう。


なるほど。やはり予想したように日生という会社はそういうことを平気でやる会社なのだ。しかし、外資はもっと阿漕だと私は思う。そのうちこういうことが当たり前に起こるような社会になるだろう。


保険営業マンのDDT。 日生ビルに車が突っ込み炎上、運転の男逮捕・大阪

■ 日生ビルに車が突っ込み炎上、運転の男逮捕・大阪

NIKKEI NET:経済 ニュース 9月1日記事より

保険をめぐるトラブルで日本生命との訴訟を抱えていたといい、詳しい動機を調べる。
・・・それならこんな事しなきゃいいのに・・・と思いつつも、トラブルの内容が気になりますね。
保険をめぐるトラブルで訴訟と言えば保険金支払い関連以外は考えにくいでしょうね。内容は続報を待つとして、最近の業界における不祥事を考えれば裁判官の心証にも影響があるでしょうね。

保険会社も代理店も募集人もそして加入者も、お互いが円満に決着するように努力しないといけませんね。

■ 追記 (9月2日)

今朝のラジオのニュースでもやってましたね。
結局敗訴が決定したが納得がいかず、訴訟費用の支払いも困難だった。自殺目的の見方もあるが本人は意識混濁のため、詳しい動機は不明。
まとめるとこんな感じらしいです。
訴訟の内容はラジオによると"養老保険の受取人名義を勝手に変更された"との事ですが、どうも親族間のトラブルのようですね。92年に提訴して結審が昨年2月ですか・・・長い期間ですね。
現在の年齢が35歳で12年前に提訴って事は23歳?
その年齢で保険会社提訴って・・・何か深い事情がありそう。
更に男性は脊髄の病気を患っていて仕事に就けない状態、と。

ん〜確かに手段としては良くないものの、背景を追っていくと簡単に容疑者を責められないのかなと、思いました。


日生としては、キチガイの犯行ということにして企業イメージを最大限傷つけないようにマスコミ工作を行っているはずだ。しかし、冒頭の記事にあるように、男は下見にまで来ている。計画的なのだ。

そこまで男を追い込んだのは、日生である。成績アップのためには人一人の人生を破滅させることなどなんとも思っていないのだろう。これでも日本を代表する生命保険会社である。


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日生突撃男の心情
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Tracked: 2005-09-08 23:34
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