2005年09月14日

ブラジル日系移民の一家殺される 日本への出稼ぎ帰国後



ブラジルに住む日本人として、これは看過できない事件だ。日本でしか暮らしたことのない者には想像できないであろうが、「あの」日本にいってお金を稼ぐことが許されている日系人は非日系人に大変羨まれる存在なのだ。

日系ブラジル人がどういう仕事をしているかは、あまり知られていないと思うが、もちろん給与体系は日本人よりはるかに安い。日本ももうちょっと景気がよかった頃は身入りもかなりあったらしい。今はほとんど深夜の肉体労働などに従事しているはずだ。それでも、ブラジルで同じ事をしていても、せいぜい月給5万円にもならないだろうから、何年か我慢して働いていれば、高い航空券代を差引いても、現地に蔵が建つ。

だから、ブラジルに帰って、日本で稼いだお金を元手に事業を始め、成功者の仲間入りをするものも多い。ブラジルではその最初の元手を作るのがまず大変だからだ。

しかしそれは、日系人という特権で下駄を履かせてもらっているわけだから、周りにはむちゃくちゃ嫉妬される。何しろブラジルでは仕事すらない人間が山ほどいるのだ。日本のフリーターとは違って、えり好みしているわけでなく、マジで仕事そのものがないのである。でも食うためには何とかしなくてはならない。

だから、盗むのである。しかし、なぜか大金持ちの家には行かない。まず狙われるのは成金である。「くそ〜、いい思いしやがって」と思うのだろう、きっと。(他にも本当はいろいろ理由があるが、ここでは触れない)


ブラジル日系移民の一家殺される 日本への出稼ぎ帰国後
2005年09月13日01時47分

 ブラジル・サンパウロ市の日本総領事館に入った連絡などによると、11日朝(日本時間同日夜)、同市に住む日本人移民のサダシ・ヨネクラさん方から出火、焼け跡からヨネクラさんら家族5人が遺体で見つかった。多くが手足を縛られ、頭を撃たれた人もいた。息子のニウトンさん(26)は日本への出稼ぎから10日に帰国したばかりで、現地警察は持ち帰った金目当ての犯行と見ている。

 亡くなったのはヨネクラさんとニウトンさん、それにヨネクラさんの妻フタバさん、娘のファティマ・サユリさん(31)とエリカ・アケミ・ミヤモトさん(31)。

 現地の報道によると、銃を持った男2人が家に押し入って5000ドルを強奪、放火して逃げたという。



いいですか、10日にサンパウロに着いて、その日の晩にはもう襲われているのです。もう明らかに、狙いをつけられていたのです。しかも、奪われたのは5000ドル、たったの50万円ですよ。そのために5人も殺している。日本だったら絶対に割の合わない犯罪だが、これだけのお金を短期間に稼ぐというのは、世界的に見ればものすごいことなのだと理解しなければいけません。

強盗にどんな理由があったかは知らないが、絶対に許せない。しかし冷静になってとりあえず、自分の周りはどうであるか、見直してみる必要がありそうだ。


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この記事へのコメント
初めまして
Sao Paulo さんの所からやって来ました
他の記事も後程ゆっくり読ませていただきます
今後とも宜しくお願い申し上げます
Posted by itoken at 2005年09月16日 14:14
itokenさま、コメントありがとうございます。興味の幅がいろいろ広がってしまって、わかりにくいですが、いずれ整理しようと思っています。
これからもよろしくお願いします。
Posted by 非国際人 at 2005年09月16日 20:35
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