2005年09月22日

今こそ民意に応えてみろ



先週日曜日からずっと選挙ショックで頭が働かない皆さん。それでも地球は回っています。まず6カ国協議、そしてドイツの総選挙っすね。もう日本は、国際社会では一回休み状態です(笑)6カ国協議なんかは、新聞社のニュースとか見ててもなんだかさっぱりわからない。ブログだとちゃんと人の話す言葉で書いてあるから非常にわかりやすい気がする。っていうか、新聞社のニュースはわざと問題の核心に触れないようにぼかして書いてあるのだろう。

私は自分でも左がかっているとは思うが、別に拉致問題が解決して欲しくないなどとは決して思ってはいない。コメは一粒足りとも送るべきではないと思う。

しかし残念ながら、今回の協議では拉致はほとんど取り上げられた形跡がないようだ。日本代表の佐々江氏はあの共同声明の中に拉致問題の解決も意味としては含まれているというようなことを言っているらしいが、外交官たるものがいいかげんなことをいうものではない。

私なんかはまだ海外で仕事をしているうちには入らない駆け出しであるが、それでも、文章に書かれたことだけが効力を持つことくらい知っている。文章に残っていないことに対して、後から言ったと主張しても、それはなかったことにされるのが契約社会のルールである。だから、おそらく佐々江氏は日本の主張が完全に無視されていることがわかっているのだ。ああ言ったのは日本社会向けのポーズである。日本の村社会なら「建前ではあちらの顔を立てて拉致とは言ってませんが、ちゃんと私が念を押しておきましたから大丈夫です」で十分に通用する。しかし北朝鮮に、「そんな証拠はどこにもない」と言われたらおしまいである。アメリカもそう言われたら、いくら日本の味方をしたくても応援のしようがないであろう。

そうして北朝鮮は、国家滅亡の日まで残る拉致被害者を返すことはないであろう。日本は良いように舐められているのだ。

ところで私は、現時点での憲法の改正に反対しているけれども、国際社会はリアリズムで動くことくらいわかっているつもりだ。だから、日本は武力を持たないが故に舐められているとは決して思わない。つまり、いくら自衛のための軍隊だと強弁していても、あれだけの規模を持つ自衛隊である。怖くないなどとは誰も思わないはずだ。舐められていると思うのは、自信がないことの裏返しである。外交テクニックがないのを棚に上げて、それを平和憲法のせいにしているだけだ。

北朝鮮はチキンレースをし掛けて来ているのだ。こういう時の北の度胸の据わり方は見事だ。恐らく中国が全面的にバックアップしているのだろう。日本は、もう頭に血が上ってしまって物事を冷静に考えることができない。気がついたら中国・韓国とがっちりスクラムを組まれている。頼りのアメリカは、拉致問題なんててんで関心がない。日本に露払いをさせて自分がおいしい所を取ろうとしているからだ。

小泉首相は国内では無敵でも外に出るとからっきしだらしがない。300議席を背景に、世界中に小泉劇場を見せてあげようではないか。それこそが民意に応えるという事ではないのか。


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なお、本エントリー作成に当たっては、以下のブログを参考にさせていただきました。
溶解する日本:6カ国協議がまとまったことで日本が失う物と得る物
アジアの真実:6カ国協議の結果 〜経済制裁カードを失った日本〜
外交のファンタジスタ:日朝対話:必要なパフォーマンス
世に倦む日日:六カ国協議外交における日本の敗北 − 勝利したのは中韓朝三国


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日朝対話:必要なパフォーマンス
Excerpt:  昨年末から途絶えている北朝鮮との政府間対話が、早期に再開される見通しとなっている。6か国協議の最中に再開に合意したというところに、日朝両国の焦りを感じる。  まず北朝鮮は、長期戦が必至になった6か国..
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