2005年09月26日

無自覚なラジカル



週末には沢山のアクセスをいただき大変ありがとうございました。中内さんと後藤田さんについては通常言われていることのあえて逆をやってみたのだが、如何だっただろうか。やってみると、やはりうかつなことはいえないと緊張するからか、実はエントリーをあげるまでに倍の時間がかかっている。とてもそうは読めないだろうが、実は気を使っているのだ。

ただし、こういうことをやると、自分では大変勉強になる。細かいところでは思い違いをしているところもあるかもしれないが、やはりいろんな人のブログとかを読んで参考にしているからだ。それに、誰でも書けるようなことを書くくらいならブログなんてやる意味がないと思っている。私は物書きでもジャーナリストでもないので、文章は雑だし知識量において圧倒的に負けているが、自分のオリジナルな視点は大切にしようと思っている。

言ってみればどんな文章の中にも私のこれまでの人生経験が反映しているわけだ。人に自慢できるような実績も苦労もないが、それでも私は自分の主体的な選択の結果として今の人生があると思っているから、多少暴論の様に思えることでも、思ったままに書く。


私はブラジルにこれで6年住んでいるので、日本の洗脳空間(山本七平のいう「空気」)からはほとんど独立して暮らしていける。それで結構自由にものが言えるということがあるかもしれない。日本にいると、どうしても周りに遠慮したり、無意識に合わせてしまったりということがあるからだ。

私は日本にいるころは、自分の意見を持てと言われても持てず、人に気ばかり遣って、毎日がノイローゼのようにして生きてきた。だから、こちらの人間が言いたいことを言い放題、やりたいことがやり放題なのには、知識としては知っていたけど、本当にそうなのを知って、まじでびっくりした。

私が今更彼らと同じように自己主張などできるわけはないのだが、もちろん、多少は影響されている。そうでないと彼らとやり合って生きていけないからだ。ガンガン自分の立場を主張しないと、舐められてしまうのだ。一度ナメられたら、彼らはとことんバカにするから大変である。

もちろん最初は大変だったが、慣れてしまえが結構わかりやすい人間関係だ。ただし、あまり自己主張の仕方を身に着けてしまうと、今度は日本の会社の人間関係のほうがおかしくなってきた。だから、辞めてしまった。給料は劇的に下がったが、せいせいしたと言うのが本音だ。

まだマンションなど買っていなかったので、卑屈に会社にしがみ付く必要はなかったので良かった。ちなみにブラジルでは、新築マンションを買っても5年から7年くらいで完済できる。日本の25年とか30年というのは世界的に見たら異常なのである。暴動が起きてもおかしくないレベルである。


ところで、ここで唐突に冒頭の話題に戻るが、実に型にはまった考え方をする人が多いのだなという印象を受けた。こういうところに小泉さんが圧倒的に支持される基盤があるのかもしれない。

しかし、誰も自覚していないみたいだが、つい10年前までは抵抗勢力の方を支持していたはずの国民がいつの間にか小泉を支持しているのは、中内さんや後藤田さんの評価がいつの間にか180°変わっているのと同じで興味深い現象だ。

やはり日本人は、本能的に空気を読んで大勢に身を寄せることができる特殊能力を持っているとしか思えない。そして、それのできない人間は要領が悪いとか言われて、自分が悪くもないのに苦しまなくてはいけないのだ。経済的な負け組みだけでなく、そういう精神的な負け組みも意外と多いはずだ。


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Excerpt: 良い視点だと思います。 実際、集団意識と言うものは、概して破壊的なのですね・・・。 スタートレックで言う所のボーグ集合体そのものです。 それが楽だと言うのが日本人の大勢なのでしょうが、外部に対して..
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