2005年10月04日

再び自立する日本



森田実さんのサイトが大変すばらしい。特に、選挙後はますます舌鋒が冴えている感がある。氏は終戦時に中学一年だったと言うから、73歳か4歳。とてもそんな歳には思えない情熱である。

さて、今回のアップで氏は日本の戦後の歴史を、日米関係に着目して4期に分けている。

 第1期は占領時代(1945〜52)。
 第2期は独立後の「半自立」時代(1952〜82)。
 第3期は「半自立」が崩れ始めた時代(1982〜95)。
 第4期は米国に従属する時代(1996〜2005)。

ちなみに第2期と第3期の境界は中曽根内閣の登場、第3期と第4期の境界は橋本内閣の登場である。

まず、第2期の代表的な政治家として池田勇人と田中角栄を挙げている。同時期にその対局として岸信介を挙げている。これって、私が理解している吉田ドクトリンそのものである。なるほどそういう政治観であったのか。

ところが、氏によれば中曽根内閣の登場は岸路線の勝利であるという。そしてそれを完成させたのが岸の派閥の直系である小泉純一郎であるとする。

私は、よく言われる「官僚派」vs「党人派」という対抗軸でものを見るくせがついてしまっているので、岸と田中の位置付けでよくわからなくなってしまうのだが、確かに対米スタンスで考えるとよりはっきりする。


ところで注目すべきはこの部分である。
この時期に“自立”を志向した唯一の首相は細川護熙氏だった。細川首相は自立を志向したために米国政府から嫌われ、追われた。

橋本首相が追われたという話は有名だが、細川首相もそうであったのか。

どうしても細川首相と言うと、小沢一郎氏の影があり、当時の小沢といえばアメリカとの太いパイプがあったと言われているから、民族主義的な印象は持っていなかったのだが・・・。確かに細川首相の時代はわからない部分が多いのは確かである。


そして、締めはここ。

 第4期の政治は、橋本・小渕・森内閣の?穏健な?従米主義から小泉内閣の“過激な”従米主義に変化した。小泉首相は、みずから積極的にブッシュ政権に協力する態度をとった。現在もとりつづけている。戦後の歴代首相の中で米国政府に最も忠実なのは小泉首相である

日本には数少なくなった、正論を吐ける言論人として、森田さんにはまだまだ頑張って欲しいものだ。

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この記事へのコメント
様々な意見や考え方は必要である。シタガって、森田さんの考えや意見も一考に価するところがある。
ところが、彼は自分のサイトで、朝日新聞について、論点をずらして「上層部を批判する下部社員がいるところ」を褒め、「批判する下部社員がいない他社」を批判しているのだが、上層部を批判するかどうか、それは社内の、社員個人の問題である。
しかし、虚報を流し、その為にはメモを捏造することまでを社是としてきたところに、朝日新聞の犯罪性があるのだ。
森田氏には、そこの所を明確にしてほしいものだ。
Posted by 千代田の杜 at 2005年10月06日 09:41
コメントありがとうございます。ご指摘の記事は、私も読みましたが、朝日の社員は、良くも悪くも我が強いってことでしょうね。
森田さんも長年ジャーナリストの世界にいたので、朝日の悪いところもご存知だと思います。ただ、それを他の保守系評論家のように飯の種にしないだけです。
Posted by 非国際人 at 2005年10月06日 11:43
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保坂展人社民党代議士宛てのメール (2005-10-20 10:25:00 発信)
Excerpt: 国会の審議日程から逆算して,明日の衆議院法務委員会が正念場となることは間違いない.保坂議員のブログには国会での審議の進捗が詳細に記された「速報 国会報告」カテゴリがあり,その中で,「限られた条件の中で..
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