2005年10月26日

コメントへ応答(英霊を政治利用するな)



10月18日付エントリー「英霊を政治利用するな」に対し大勢の方にアクセスいただき大変ありがとうございました。遅くなりましたがいただきましたコメントに対してこのエントリーにてお返事させていただきます。



>NightWalkerさま
>彼は、右翼系に対するミニアピールと外交ジャブ(=挑発)として靖国参拝してるだけです。英霊の中には、国家をうらんで死んだものもいるでしょう。まさしく、利用するな、です。

いかにもわざとらしかったですね。こんなふうに参拝されたら英霊も浮かばれないでしょう。


>KUBOKAWAさま
>全くおっしゃるとおり、ふざけた男です。無造作にポケットから賽銭を取り出す姿、見ていて腹が立ちました!

私人としての参拝だとどう強弁しようが、小泉純一郎氏は日本の首相なわけで、死者に対してはそれなりの礼の尽くし方があるはずだと思います。


>ましまさま
>首相の資質は森さん以下と見ました。近現代史上まれに見る不毛の時代です。

ましまさまのお怒りは貴ブログからもよく伝わっていました。確かに森さんもずいぶんひどい首相でしたが、今にして思えばそれ以上の災難を招き寄せてしまったようです。


>hontinoさま
>私は、戦時中、国に殉じた若者を沢山作った戦犯の合祀は理解できません。その意味だけでも靖国参拝はしません。
本当に国に殉じた英霊も分かってくれるでしょう。

陛下も合祀以降は参拝をお控えになられているとうかがっています。それから、以前にも書いたことがあるんですが、英霊を怨霊扱いして「参拝しないと彼らが浮かばれない」と考えるのは間違っています。


>虎哲さま
>だからこそ余計に止められなくなってしまっているのでしょう。
中曽根はある意味で確信的な参拝だったからこそ、2年目以降「戦略的に」やめることができた、といえますかね。

これは素晴らしい着眼点ですね。確かに中曽根さんはタイプとしては小泉首相の先駆者のような政治家で、しかも彼とは比べ物にならないくらい右翼的な言辞が目立ちましたけど、敢えて中止して見せることで最大限のアピールになっていました。


>千代田の杜さま

>極東裁判条例を施行した、マッカーサーが米国上院の外交委員会で、大東亜(太平洋)戦争は「日本の自衛のための戦争」であったことを、証言しているのですから、A級戦犯云々は、問題外です。
マスコミは、そのことを知りながら、公正をうたい、口を噤んでいるので一層悪質度は高い

貴殿のおっしゃる、マッカーサーの証言は大変尊重すべきですが、そのことによって東京裁判の判決そのものが無効化されるわけではないと私は考えます。国際社会において、東京裁判が共通の了解事項である以上、敗戦国である日本はその枠組から逃れられません。
ただ、マスコミが悪質であることには同意します。産経ですら肝心なことは書いていません。


>ぴくみんさま
>いや、小泉さんを誤解しているよ。彼は当選から30年間毎年一回参拝してるし、自分の従兄弟が奉られてるから信念を持って参拝している。政治の道具にしているのは、中国、韓国、あと小泉批判をしたい人でしょう。

やや、そうでしたか。そういう事実があるとは存じ上げませんでした。しかし、信念でやっているのならなぜころころと小技を繰り出すのでしょう。それから、小泉さんが参拝するようになったのは「当選から」なのですね?つまり、個人としてではなく政治家として参拝していると考えていいのでしょうか。


>田舎の神主さま
>見解ほぼ同感です。
死者の魂をどのように思われているのでしょうか・・・・。
一国の首相らしく振舞っていただきたいものです。

お久しぶりです。覚えていただいてありがとうございました(笑)
あの参拝ですけど、私にはどうもテレビ受けを狙った安っぽいパフォーマンスにしか見えないんですよね。もしこれからこんな形式の参拝が恒例になってしまうのならちょっと嫌ですね。きちんとした様式にのっとって参拝してこそ、諸外国に対して日本という国の立場をアピールできるのではないかと思います。

隣国から余り文句がでて来なかったといって喜んでいいのでしょうか?むしろ便宜的に平気で死者をないがしろにできる国だと蔑まれてはいないだろうか・・・。


最後に、これはFREE SPEECH─「自由な言論」は何処にある?に書いてあったことの受け売りなのだが、靖国神社は、もともとは東京招魂社と呼ばれていて、戊辰戦争で亡くなった官軍側の兵士の霊を祀っていたものだ。つまり「強い霊」を招きその力を神州安泰に利用するため天皇の忠臣を祀ったわけで、その成り立ち自体に鎮魂の機能はもっていない。

つまり、そこへ一国の責任ある地位の人間が参拝するということは、どうしてもある種の危険な政治的メッセージを帯びざるを得ない。ただのお墓参りではないのである。もっともそんな正確な、神道についての認識など国民一般は持っちゃいないのだろうが、小泉さんがそれを持っていないとは言わせない。

ならばますます、堂々と参拝すべきなのではないのかと思う。問題は憲法以前の、日本国のアイデンティティーに関わる問題だ。もっと広く、議論を起こすべきなのである。ここは左翼も安易に憲法論議に逃げるべきではない。日本国の伝統とは何か、国家神道とは何であったのか、右も左も真正面から議論すべきなのである。


しかしこれはあくまでも私の理想である。実際は、「ずるずると」平服での抜き打ち参拝が既成事実化され、憲法も神道もなんとなく空洞化していくのだろう。そして、三島由紀夫の言う通り「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう」か。


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やすくに ってなんだ?
Excerpt: 靖国神社問題については首相の靖国参拝は違憲――大阪高裁にも書いたように「個人的に好きだとは言えない」物なので、総理参拝についてもスルーしていたのですが、他の事は細かく書いてるくせに……と言われそうなの..
Weblog: 時代のウェブ・ログ
Tracked: 2005-10-27 20:12

右も左もこぞって小泉靖国参拝を非難すべし
Excerpt: 小泉首相の靖国参拝。 首相こだわりの郵政法案が成立した後に実行するところが、大衆
Weblog: 奥田健次の教育改革ぶろぐろ部
Tracked: 2005-10-28 03:06
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