そりゃあもちろん表面的な豊かさにおいては私の住んでいるブラジルは日本の比ではありません。でもなんとなく似ているなあと思ったのが、「それのどこが貧乏やねん」というような、20年前だったら貧乏人とはいえなかったような貧乏人が増えているというところです。
もっともブラジルには本当に食えない人もたくさんいるのですが、それは置いておきます。
すると、一般的傾向として、金持ち階級より、貧乏人のほうが太っていることに気づきます。
食べるものについては、お金持ちは、有機栽培の野菜とか、塩分カロリー控えめとか、いろいろなオプションから選ぶことができます。ところが貧乏人は、とにかく安くて手間のかからないものしか買うことができません。そういうものは、とにかく高カロリーで、調味料も合成保存料も、着色料もがんがん使っています。そこに持ってきて、栄養についての基礎知識が欠けていますから、とにかくそんなものばかり食べるわけです。
また、余暇ともなればテレビばかり見て、ポテトチップやお菓子ばかり食べています。しかもこれらのジャンクフードはまともに食事をするよりはるかに安くておなかが一杯になります。これで太るなと言うほうが難しいくらいです。
アメリカもそうらしいのですが、これらのスナック菓子の種類の味の濃さ、一パッケージ当たりの量の多さは呆れるばかりです。こんなものを子供の頃から食べつけていて、親も無関心でいたならば、結果はどうなるか、おのずと明らかです。
また、コーラ等清涼飲料水の消費量も恐ろしいものがあります。スーパーとかに行くと、2リットルのペットボトルをカート一杯に買っている人たちがいたりして、この人たちの血はいったいなんでできているのかと思います。
当然、糖尿病や痛風など、大流行です。今では子供の糖尿病ですら珍しくありません。
でも、大菓子メーカー(ネスレとか)や、大飲料メーカー(コカコーラなど)の大資本に逆らってはブラジルのメディアもスーパーも生きていけませんから、ガンガンコマーシャルを流します。すると、貧乏な家庭の子ほどテレビの他にろくな娯楽はありませんから、ますます影響されてしまうわけです。
それに引き換え金持ち層は、余暇はスポーツクラブに通ったり、休日はアウトドア活動をしたりしています。実に健康的な生活です。野菜や魚などを食べる余裕が家計にはあります。
かたや貧乏人は、肉ばかり食べています。(輸入牛肉の値段を考えてみれば、外国ではいかに肉が安いかわかるでしょう)
スポーツクラブになど通えるわけもなく、ひたすらテレビを見ています。こっちの国には日曜日の午後3時から9時まで続くという、恐ろしいバラエティー番組があります。しかも、これが結構視聴率を稼ぐのです。
そして、ろくに本を読みません。たいていの家には聖書くらいしかありません。その他に活字といえば、テレビガイドの類です。ハードカバーは完全に、金持ちの娯楽です。
そういえば忘れていました。ブラジルと言えばサッカーです。この熱狂振りが半端ではありません。トーナメントで優勝したチームの応援団が街に出て乱暴狼藉を働くのはもはや日常茶飯事です。暴在阪球団のファンの騒ぎなんて、上品なものです。
でも、南米のサッカーはヨーロッパのそれと違って、強くなったのは、ほんの50年くらいの歴史でしかありません。サッカーの隆盛は、国策によって進められ、しかも中産階級の没落と軌を一にしているのです。
どこかの国と良く似ているじゃないですか。そのうち糖尿病患者と熱狂的なサッカーファンばかりになるのですよ。
おもしろかったらぜひ協力をお願いします。
新自由主義政策の行き着く先は「糖尿病患者と熱狂的なサッカーファンばかり」の国ですか!
暗澹たる未来ですね・・・。
貧乏は良いよ〜、第一太らなくて良い。貧乏ひまんなしってね。
やはり喜八さんのように自分のできるスポーツをこつこつ実践していくことが必要ですよ。受け身の態度ではどうしても、流されちゃうような気がしています。
そこに座っているのはこん平師匠!
一般的に貧乏人が太っています。 草々