2005年11月10日

何用あってブラジルへ



日本からブラジルまでファーストクラスで行くと往復幾らかかるか調べてみました。

2,240,600円

だそうです。何もしなくて二百万円!膝から力が抜けていく思いです。

どうしてそんなことを調べたのかと申しますと、このような記事を目にしたんですね。

県議団16人、6日聖市入り

2005年11月4日(金)

 ブラジル、アルゼンチンの現状を視察するため日本から南米地方行政視察団(黒川治団長、滋賀県議会議員)が先月三十一日に着伯した。秋田、石川、滋賀、鳥取、香川、徳島県から十六人の県議会議員が参加。アルゼンチンを視察したあと、六日にサンパウロを訪れ、午後十二時から滋賀県人会館で交流会を行うことになった。
 交流会は団長が滋賀県議会議員であることから同県人会で開催することになった。今回滋賀県からは黒川団長を含め四人が視察団に加わっている。この日は県人会との交流をはじめ「日本人社会の現状などについて」の調査も含まれている。
 七日は聖州議会、在サンパウロ日本国総領事館、ブラジル日本文化協会などを訪問、意見交換をする予定だ。以降、九日の帰国まで聖州政府、サンパウロ商工会議所、中沢スポーツ教育センターなども訪れる。
※「聖市」=「サンパウロ市」です

計算してみました。
2,240,600×16(人)=35,849,600

ええ、県は違っても出所は全部私たちの税金です。この、三位一体改革とかいろいろ騒がれているこの時期に、この人たちはわざわざ地球の裏側まで何をしに来たのでしょうか。そもそも地方議員が、在外日系人社会の実態について調べて、どう普段の活動に役立てるというのでしょうか。

たとえ地方議員とはいえ、調査活動にかかるお金は決して少なくないと私も思います。しかし、限られた財源ですから、有効に使っていただきたいものです。


訪問されるほうだって、二十年前ならともかく、今時嬉しいかって話があります。ドラマになった「ハルとナツ」の主人公たちの世代でさえ、もう八十歳です。子供のような年齢の議員たちに殿様旅行されてもありがた迷惑なだけです。もちろん、日系諸団体は日本から何らかの補助金が欲しいでしょうから、それなりのご接待はするでしょう。日本政府、訳のわからないところにはお金をジャブジャブつぎ込むくせに、在外邦人には妙に冷たいところがありますから。受け入れるほうも、悪習とは知っていても受け入れざるを得ない事情があるのです。

だいたいブラジルに来る目的は何なのだろうと想像すると、ろくなことが想像できません。でもそれはきっと私が凡夫だからだろうと思うので、あえて口にはしませんが。


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《おまけ》
ところで、関連する情報を検索していたら、昨年末に田中康夫長野県知事もいらしてたんですね。こんなものも見つけてしまいました。

26 真正有害鳥獣
14  筆舌に尽しがたい享楽人生に言われたもなー

田中知事は、「皆さんは筆舌に尽くしがたい苦難を乗り越え、ブラジルで地歩を固めた。今後も信州人としての誇りを抱き、ブラジル市民として貢献していただきたい」とあいさつした、そうだ。言葉は上ずっていはしないか。あまり言葉で飾ろうとすると軽くなる。

そもそも、言葉は独立して存在するものではない。それを語る人格と深く結びついているからである。田中康夫氏のこれまでの人生は、「筆舌に尽しがたい享楽の人生」であっただろう。その象徴が「ペログリ日記」である。そういう人生から「筆舌に尽くしがたい苦難」といわれても、ピントこない。言葉が地に付いていないのだ。物書きは言葉で勝負している。田中氏は、現在は物書きではないらしいから、とやく言いたくないが、「なんとなく」空々しいのである。それは、彼の人生と言葉がマッチしていないからである。それを知らない日系ブラジル人はオメデタいと言いたい。無知と不知だから仕方ないが、長野県に4年も居て、それと大差ない面々がいるから驚愕である。当たり前と常識がよみがえる信州にしたいものだ。 04.11.17

しっかりものの田中氏のことですから、きっとブラジルをエンジョイして帰られたことと思います。そしてそれは季節はずれの台風災害でてんてこ舞いであった地元を空けたことによるイメージの低下というデメリットを差引いて余りある大いなる成果であったと拝察いたしております。(あー文体まで真似ちゃったよ 笑)
この記事へのコメント
視察、何かと遠くに行きたがるのが悪い癖です。
私はいくつか案を示して、視察先を提案したのですが、なぜか私の近場の提案ではなく、私が提案した中で一番遠い視察先に決まりました。
それでも所詮宮城ですが。私は日帰りでいいのですが。

県議会は身近でない分、まだまだ改革の余地が隠されていると思います。その一例がこれかと。
Posted by takeyan at 2005年11月11日 00:22
takeyanさま コメントありがとうございました。実は貴殿の意見が一番聞きたかったので、本当に感謝いたします。

>視察、何かと遠くに行きたがるのが悪い癖です。
これなんか、「いかにも」って感じですね。
少しでも多く使ってやろうという意識なのですね。はぁ〜(ため息)

>県議会は身近でない分、まだまだ改革の余地が隠されていると思います。
なるほど。県議会は宝の山というわけですか。これからはもっと注意して見ていきたいと思います。
Posted by 非国際人 at 2005年11月11日 18:42
ちなみに埼玉県議の政務調査費は月50万円です。領収書添付は要求されていません。
どんな使い方をしているのか、逆に邪推されても仕方ないです。
Posted by takeyan at 2005年11月14日 00:47
takeyanさま、コメントありがとうございます。
案の定、ブラジルの現地新聞が「何しに来たんだ?」と噛み付いています。会議に遅れて到着したくせに、その後に予定されていた飲み会を優先して、ろくに話もせずに帰ってしまった。しかも、態度が悪いと(笑)
確かに現地ジャーナリストはちょっと僻みっぽいことも事実ですが・・・。やはりただの物見遊山と言われてもしょうがないかな。
Posted by 非国際人 at 2005年11月14日 22:51
ただ、ブラジルが地方自治の先進的な事例をいくつも抱える国であることは事実らしいです。
残念ながら、私には現地の事例をあさる能力はありませんが。
Posted by takeyan at 2005年11月18日 23:11
連邦制だからでしょうかね。確かに日本の自治体に比べたら自由度が高いように感じます。

ちなみにアルゼンチンが最終的に破綻したのは、地方政府が連邦政府の計画した財政再建案を飲まなかったことが切っ掛けだったのを今思い出しました。
Posted by 非国際人 at 2005年11月19日 06:03
>地方政府が連邦政府の計画した財政再建案を飲まなかったことが切っ掛けだったのを

なるほど。これを知っただけでも今日ここに来た甲斐がありました。この件、いい文献とかホームページはありませんかねえ。勉強してみたいですが、見当がつかないです。
ちなみに、英語以外の外国語はお手上げです。
Posted by takeyan at 2005年11月22日 02:02
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信州の中で広がる雇用の格差。
Excerpt: 長野市のイーヤマが事実上の倒産。2000年問題でパソコンの買い替えが進んだ頃が、あの企業の絶頂期でした。私は、知事選の最中に田中康夫さんから言われたことを思い出します。「あの会社は、向こうについたから..
Weblog: Espresso Diary@信州松本
Tracked: 2005-11-10 22:54
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